血糖コントロールを理解してダイエットを加速!

背を伸ばしたい。筋肉をつけたい。または、痩せたい。無駄な脂肪を落としたい。

一度は考えたことがあるはず。背を伸ばそうといっぱい食べても、減量しようと一食減らしても、思うように体が変わらない。

そんな悩みの解決に『血糖コントロール』が助けになるかも知れない。

からだがつくられる仕組み

からだはどのように作られるのだろう?

細胞分裂で増える個体もいるが、人間はそうもいかない。食物を取り入れ使える形にして組み込むことで身体を変化させている。この過程を『代謝』と言う。

  • 食物から身体を作ることを『合成』→筋トレで筋肉をつけるのが『合成』
  • 体の組織を壊すことを『分解』という→ダイエットで脂肪を落とすのが『分解』となる。

それぞれの局面は両立しないと考えるとよい。具体的には筋肉がつくときは脂肪もつく脂肪が落ちれば筋肉も落ちると言った具合だ。

巷で言われる筋肉をつけて脂肪を落とす。理想だが難しい。

アナボリックとカタボリック

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それっぽい言い方をすると

  • 合成が促進する状態をアナボリック
  • 分解が促進する状態をカタボリック

と表現する。

からだづくりのポイントは?と言われれば、このアナボリックとカタボリックを上手くコントールすること。と言える。

合成・分解とシチュエーション

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日頃のシチュエーションで考えると…

カタボリックが起こりやすいシーン
  • 睡眠中
  • 運動中
  • 長い空腹

共通するのはエネルギーが枯渇するシチュエーションであること。

アナボリックが起こりやすいシーン
  • 食事
  • 休養
  • 補食

共通するのはエネルギーが満ちた状態であること

それぞれの要因を考える。キーワードは『血糖コントロール』だ!

からだづくりは血糖が決める!?

合成と分解のコントロール、ポイントは『血糖値』コントロール。

血糖とは血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度。炭水化物を摂ると消化吸収され、血液中に糖が流れ込む、これが『血糖』そして血液検査でその糖を測ったものが『血糖値』

生命維持には血糖維持が不可欠

血糖が下がると『動悸』『震え』『意識消失』『意欲減退』など活動が停止してしまう。当然、いくつかのシステムによって維持されている。

血糖維持に重要な2つのシステム

血糖維持には『食事』と『糖新生』2つのシステムが働く

まずは食事。食事をすると血糖値が上がる。血糖値が上がると『インスリン』が分泌され通常に戻る。これが平時の血糖維持サイクルになる。

糖尿病の方は血糖値が高い。インスリンがでなくなることが要因の一つ。食事をして血糖が上がる。インスリン出ない→血糖下がらないこんなイメージ。

糖尿病にもさまざまなタイプがあって、インスリンは出るけど効きが悪いなんてこともあるが血糖コントロールの理解としてはわかりやすい。食事で摂取した栄養は血糖を上げた後、体のエネルギータンクへ蓄えられていく。

3つのエネルギータンク。肝臓、筋肉、脂肪

体のエネルギータンク。『肝臓』『筋肉』そして『脂肪』

食事で得られた糖は『肝グリコーゲン』→『筋グリコーゲン』→『中性脂肪』の順に充足されていく。※グリコーゲンは血糖の『糖』を貯蔵用にぎゅっとしたものと考えるとよい

そしてこのエネルギータンクを使った血糖維持の方法が『糖新生』だ。

糖新生。血糖維持の最重要能力

食間が長くなると血糖は徐々に下がり始める。食事が取れればいいが取れないこともある。そんなとき、二つ目の血糖維持システムが働く。

それが『糖新生』だ。

読んで字の如く『糖』『新たに』『生み出す』働きで、人間の体の最重要能力と言っても過言ではない。糖新生とは体のエネルギーが枯渇し血糖が下がりかけた時に、自分の身体を分解し、糖に作り替え、その糖で血糖を維持するシステムのこと。

この時、使われるのが肝グリコーゲン脂肪と言うわけだ。

糖新生と合成・分解

前述のカタボリック(分解)とアナボリック(合成)と合わせて考えれば

カタボリック=糖新生↑↑=分解

アナボリック=糖新生↓↓=合成

となる。

要約すると以下の通り

ダイエットでは

カタボリックを作り、糖新生による分解を促進する。

(糖新生による脂肪分解を利用し痩せる♪)

からだづくりでは

アナボリックを維持し、体の合成を促す。

(アナボリック維持し合成モードを作る)

しかし、ここで気をつけて欲しいのが

糖新生能力が機能しているか?

つまり、

あなたは糖新生できていますか?と言うこと!

特にダイエット時には必ず確認したい

血糖維持ができない!?現代病、機能性低血糖

最近めちゃくちゃ相談増えています。

  • 朝起きるのが辛い
  • エンジンがかからない(特に午前中)
  • 食後眠くなる(特に昼食後)
  • コーヒー、カフェインが手放せない
  • 14時〜15時のエネルギー切れ感
  • とにかくだるい
  • 気力がない
  • 何もしてないのに疲れる

こんな症状が続く方はかなり怪しいかも。。。

ダイエットのためにカタボリック意識。

食間を長く…

断食がいいと聞いて早速実践。

なんてやっているうちに

なんか体調悪いぞ。

なぜ?

こんなご相談がいーっぱい!!

血液検査を見ると…

見事に糖新生できていない

知らずに食事制限などしようものなら…考えるだけで恐ろしい。

上記のような症状がある方は専門家に相談の上、ダイエット進めてください。

無理して回復に時間がかかるなんザラにありますよ!!

血糖値を知るには?

血糖値は血液検査で確認できる。

健康診断を受けていればまず計測されているだろう。

空腹時血糖はその場の血糖の値

HbA1cは1〰︎2ヶ月の血糖の平均を表す。

ちなみに…

自分の血糖を知りたい。

そんな方には『リブレ』がおすすめです。

血糖値を知るには医療機関で血液検査を受ける必要があります。

でも、これなら自分で確認可能。

私のクライアントにもご利用頂き、納得の使い心地で喜ばれております。

機能性低血糖では一日に数回血糖の低下が起こる。

その場その場で計測できると良いだろう。

血糖がわかると改善策の精度が一気に上がりますよ!